またもや超久しぶりの更新。
当然ながらいろいろなことがあったわけですが・・・
うれしかった出来事から申しますと、先月25日の午後3時、簿記3級のネット試験を受けまして、どうにか合格することができました。
じつは失業中だった令和元年の春にもチャレンジしようと思い、超メジャーなテキストを1冊購入したのですが、その時はほんの数ページであっさり挫折。
同年の秋に再就職が決まって以降はリトライすることなど全く考えませんでした。
ですが、昨年の1月に心の中で2つの目標を立てまして、その1つが(令和4年の)年度末までに、簿記3級を受験するという目標だったのです。
で、昨年の3月上旬には2022年度版のテキストを購入していたのですが、本格的に勉強をスタートさせたのは今年の2月。
独学で挑む場合、テキスト類は最小限の購入で済ませると思うのですが、私は3,000円近い電卓を含めて約1万円くらい使いました。
『これで挫折したらマジでもったいないぞ!』
というカタチにして自分を追い込んだというか・・・
「目標は合格ではなく受験だから結果は二の次」なんて宣言してたわりに、勉強をスタートさせてからは会社にもテキスト&自由帳を持ち込んで、お昼休みに仕訳問題などをやっていました。
そして2月下旬に受験の申し込みをして、先々週の土曜日に福島市内の会場で受験してきたというわけです。
まさか本当に合格するとは思っていませんでした。
だってテキスト購入者特典のネット版模擬試験をやっても、50点前後しかとれなかったんですから。
複数のテキスト類を買ったので、複数の模擬試験にチャレンジしたのですが、すべて不合格判定。
いくら問1の仕訳問題15題を15分くらいで入力しても、問3に出てくる仕訳問題(決算整理仕訳など)をやっている間に時間切れになってしまうのです。
そこで、このやり方のままでは問3で得点を得るのは不可能だと思い、受験日の前日から、問3をやるときは先に仕訳問題を全部解くのではなく、一つの仕訳をしたら該当する解答欄を入力するという方法に変更しました。
その結果、受験当日の午前中に2種類の模擬試験で合格判定は出たのですが、こんな『まぐれ』としか言いようのない出来事で、自信が持てるわけないじゃないですか。
受験会場に向かうときにも「やっぱり2ヶ月程度の勉強で受験するのは無謀だったな・・・」と思っていて、試験が終わったら新年度用の教材を買って帰るつもりだったのです。
なので試験を終えたPCで結果を見たときにはホントに信じられませんでした。
私は今回、挫折を経て合格にたどり着いたわけですが、オーバー50歳ということもあって、かなり自信につながりました。
これを武器に転職を・・・なんてことは考えてないですよ。
企業側だって、オーバー50の事務職未経験者を採用しようなんて思わないでしょうし、そもそも電話が苦手な私は事務職に就きたいなんて思わないです。
それならなぜ簿記3級を受験したのか?
それは、いつか在宅ワークで確定申告が必要になったときに困らないようにです。
たとえばPCを使って在宅ワークをしていたら、いつかPCの買い替えが必要になりますよね?
仕事で使うためのPCなら経費として計上できるのに、簿記の知識がないとその方法もわからない。
そんな理由での受験でした。
在宅ワークでまとまった収入を得ることなどないかもしれませんが、絶対ないとも言い切れないですから。
スキルを得るための時間とお金を確保できて、チャレンジする機会があるなら、なにもせずに過ごすのはもったいないという思いもありました。
資格試験はみんながみんな就職や転職のために受けてるわけじゃないですから、もし受けてみたいと思う資格試験があったら、思い切って受験することをおススメします。
ところで、簿記検定に関する情報は検索すればいろいろヒットするのですが、オーバー50の私が実際にネットの試験を受けて感じたことを記しておこうと思います。
これは受験会場によって違いがあるのかもしれませんが、私の場合ノートPCのキーボードに慣れているので、用意されていたデスクトップPCのキーボードがとても使いにくかったです。
ノートPCではタッチパッドを使っているので、マウスの操作も煩わしく感じました。
日常的にマウス操作をしている人でも、マウスパッドのない状態での操作にはやりにくさを感じるかもしれません。
そして、これはオーバー50だからこそ感じたことかもしれませんが、フォントサイズが思ったより小さくて、個人的に大変でした。
ド近眼+老眼で遠近両用のメガネを使用しているのですが、ディスプレイが少し高いところに設置されていたこともあって、手元に焦点が合う部分でディスプレイを見てしまったのかも。
簿記3級の試験時間は60分。
正確さはもちろんですが、スピード勝負ということもあるので、会場のPCで思わぬタイムロスが生じてしまう可能性も考慮しておいたほうがよいのかなと思いました。
合格はできたので、PCの違いとかフォントサイズなんてたいしたことではないのかもしれませんが、もし度数の合わないメガネをかけていたら、たぶん問題文自体が読めなかったと思います。
なので、度数の合わないメガネのまま受験するのはやめたほうがいいです。
複数の教材を使用した感想としては、どれも役に立ったので、『ひとつのシリーズに絞ればよかった』とは思っていません。
ただ、どの教材も初学者を合格に導くために出版されているものなので、自分に合ったものを選ぶというのが大切なんだろうと思います。
テキストAよりテキストBのほうがわかりやすいとか、読みやすいとか、そういうのは誰にでもあると思うのです。
ちなみに私は、あるテキストで挫折しかけているときにパブロフくんに釣られ、コレがメインの教材になりました。
これから簿記検定の受験をするみなさん、がんばってくださいね。